インスタレーションルームレポート 〜前編〜

インスタレーションルーム担当の布浦です。

dotFes 2011 京都、今年のインスタレーションルームは過去最大のブース数で、とっても見応えのある展示になりました!

以前の記事にもありますが、京都・四条烏丸にある京都精華大学のサテライトスペースkara-Sでは、「dotFesアーカイブ展」が11月11日(金)から12月7日(水)まで開催され、dotFesで展示されたインスタレーションの一部が週変わりで展示されます。
惜しくも会場に来られなかったという方も、もう一度体験したいという方も、是非kara-Sに足を運んでみてください。

さて、今日はdotFes当日のインスタレーションルームの様子をお伝えしたいと思います!

インスタルームは全12ブースもあり、2教室に渡って展示が行われました。
明るい教室と、照明を落として暗室として使用した教室があり、部屋ごとに雰囲気の違う展示が楽しめました。

今回はそのうち明るい部屋で展示された作品を紹介します。
(暗室で展示された作品はまた後日!)

こちらのグループは、Kinectを使用した作品が3つもあるなど、体を動かして楽しむインスタレーションが目立っていました。

まずは入り口を入ってすぐ、大きなモニターとスピーカーで目を引いた、スターリーワークスさんの作品「遊録 YOU ROCK!」です。

遊録 YOU ROCK! 1

画面に体を映すと、落ちてきた色の玉が体に当たって絵の具のようにはじけます。

遊録 YOU ROCK! 2

さらに、傍に設置されたiPadでモニタの映像を操作することができます。
ディスクをこすって逆再生したり、録画した別の映像をミックスしたり。
遊ぶ人と見ている人が同時に楽しめる作品でした。

dotFesではおなじみ、ココノヱさんによる「撃墜王カジノ」です。

撃墜王カジノ 1

スマートフォンでウェブサイトにアクセスすることで、撃墜王ゲームで行われている戦闘状況をリアルタイムにモニタリング、さらに参加している戦闘機に手持ちポイントをベットして、総得点を競い合うことができるなど、ソーシャル機能がパワーアップしています。
(Webサイトより→ http://gekitsuioh.jp/

撃墜王ゲーム 2

わかりやすいルールなので、子供から大人まで大人気の作品でした!

クスール卒業生5人によって結成された、クスールラボによるKinect作品「お絵かkinect」。

お絵かkinect 1

黒板のようなスクリーンに、体を動かして絵を描くことができます。

お絵かきしたあとも、落書きを手でさわって動かしたり、黒板消しで消したり、
遊びが隠されています。

お絵かkinect 2

うまく描けるまで、何度も挑戦しているお客さんもいました。

サイバーエージェントさんによる、アメーバピグと連動した体験型対戦格闘ゲーム「PiggFighter」では、Kinectを使ってプレイヤー自身のジェスチャーでピグアバターを操作します。

PiggFighter

カメラに向かってかめはめ波のポーズをすると攻撃!
また、ガードや、しゃがんでよけるなど色んなアクションがあり、お客さん同士で対戦してとても盛り上がっていました。

サイバーエージェントさんの公式クリエイターズブログ「1pixel」でも、詳しく紹介されています。

「ヒトのフンドシでWEBをつくる」は、その場にいる人に描いてもらった絵や文字で自社のwebサイトをリニューアルしてしまおうという、株式会社人間さんの異色の(?)インスタレーション。

ヒトのフンドシでWEBをつくる

お邪魔したときはお留守でした。自由です。
どんな結果になったか興味のある方は、実際にwebサイトをご覧ください。

A4Aさんとbuffer Renaissさんによる作品「地球を体感するインタラクティブ・インスタレーション」は、設置してある地球儀を回すとモニタ上の地球も連動して動き、地球の画像を感覚的に操作することができます。

地球を体感するインタラクティブ・インスタレーション

普段kara-Sのショップスペースで「ちょっとズレてて可笑しい」をコンセプトにしたアートグッズ、雑貨を販売して運営しているZUURICHも、今回特別に出店。

SHOP 1

大学が会場ということで、ステーショナリー中心のラインナップでした。
ZUURICHの他の商品が気になる、という方は、kara-Sのショップスペースへ遊びにいってみてください!

SHOP 2

ADOBE AIR CONTEST 2011 モバイルデバイス賞次点に入選した、kara-Sラボ第1期生によるお食事処検索アプリ「めんこはん」も、展示されました。

気になる作品はありましたか?

実際に遊んでみたい!と思った方は、アーカイブ展へ、ぜひぜひ。

次回は暗室で展示されていた作品を紹介します。
明るい部屋とは違った見え方で、こちらもおもしろい作品がたくさんありました。
お楽しみに!